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2007 年度 実績報告書

日本伝統音楽の授業モデルとカリキュラムモデルの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530785
研究機関埼玉大学

研究代表者

八木 正一  埼玉大学, 教育学部, 教授 (70117026)

研究分担者 吉田 孝  弘前大学, 教育学部, 教授 (90158452)
田中 健次  茨城大学, 教育学部, 教授 (10274565)
津田 正之  琉球大学, 教育学部, 准教授 (10315450)
川村 有美  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 准教授 (70406289)
キーワード伝統音楽 / 授業モデル / カリキュラムモデル / 日本音楽指導
研究概要

研究目的及び研究施計画にそって,本年度は次の研究を実施した。まず、抽出した地方目治体の教育委員会を通して,わが国の伝統音楽指導に関して先進的な研究を行っている事例の収集を行った。また,伝統音楽の授業参観と授業資料の収集,分析を行った。とくに本年は,中学校における箏の授業,琵琶の授業,また小学校における三線の授業,人形浄瑠璃の指導等々について授業参観とインタビュー,授業資料の収集を行い,日本伝統音楽指導の現状,問題点,指導の可能性について分析を行った。同時に,箏や三線についての一定の授業モデルを構想することができた。こうした日本における調査と同時に,アジア諸国において自国の伝音楽指導にカを入れているタイの事例を調査した。チュラロンコン大学及びその附属小中学校における伝統音楽指導の授業資料やカリキュラム資料を収集し分析を行った。タイの学校においては,自国の伝統音楽と西洋音楽が並行して指導されており,教員養成系大学学部においても同様に自国の伝統音楽と西洋音楽が教えられていることが明らかとなった。日本の伝統音楽の指導を考える場合,現在のような西洋音楽を中心とした音楽専門大学的なカリキュラムを脱し,教員養成に特化しつつ,伝統的音楽と西洋音楽とをバランスよく配置したカリキゴラムの必要性が強く示唆された。また年度末に公開の研究会を開催し,講師として日本を代表する地歌演者等を招き,日本音楽指導に関する留意点について専門家としての立場から講演をいただいた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 音楽科における教材概念の検討と授業の構成2007

    • 著者名/発表者名
      川村 有美・八木 正一
    • 雑誌名

      教材学研究 18

      ページ: 43-50

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ブリッジウォーターステート・カレッジに現存する「伊澤修二」資料の全容2007

    • 著者名/発表者名
      田中 健次・小藤 隆
    • 雑誌名

      音楽教育学 37-2

      ページ: 13-20

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 連載日本音楽と日本文化2007

    • 著者名/発表者名
      田中 健次
    • 雑誌名

      学校マネジメント 07年4月号〜08年3月号(12回連載)

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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