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2008 年度 実績報告書

義務教育学校における理科教育でのキャリア教育プログラムの開発と実践・評価

研究課題

研究課題/領域番号 19530791
研究機関上越教育大学

研究代表者

久保田 善彦  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (90432103)

キーワード理科教育 / キャリア教育
研究概要

IEAの国際数学・理科教育調査やPISA調査では,他国に比べ日本の学生は,理科学習を通して,現実の社会や生活への理解を深めたり,将来の生き方への関心を高めていない。そこで,理科教育におけるキャリア教育のあり方を研究した。平成19年度は,「理科学習の延長線上にあるキャリア理解」のために,社会人講師を活用した効果的な学習のあり方を研究した。
先行実践成果として,職業観・勤労観の理解をあげることができた。しかし課題として,学習者と社会人講師のそれぞれの文脈のずれがある。具体的には,社会人講師の話す専門的な職業の知識を生徒が十分に理解できないこと,社会人講師としても学習内容や生徒の実態が理解できないことに不安感を持っていることがある。そこで,社会人講師に対し以下を行った。(1)社会人講師に,事前に生徒の描いた学習内容の概念地図を渡し閲覧する。(2)職業に関連する知識を,生徒の概念地図上に付加する。(3)付加した概念地図をもとに授業展開を立案する。(4)担当教師の負担軽減のため遠隔地教育システムを導入する。社会人講師へのインタビューから授業に対する不安の軽減が見とれた。
今後の課題として,教科用図書のコラムの記載方法やその活用に関する調査を行う必要がある。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 理科授業における社会人講師との連携に関する実践的研究-生徒と講師による概念地図の共同制作を通して-2008

    • 著者名/発表者名
      水越千博, 久保田善彦
    • 雑誌名

      理科教育学研究(日本理科教育学会) 8(1)

      ページ: 161-168

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 理科におけるキャリア教育のすすめ2008

    • 著者名/発表者名
      久保田善彦
    • 雑誌名

      教科教育研究(学校図書) 186

      ページ: 4-5

  • [学会発表] 社会人講師活用におけるCSCLの利用に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      楡井正弥, 久保田善彦, 鈴木栄幸, 舟生日出男, 加藤浩
    • 学会等名
      日本教育工学会全国大会
    • 発表場所
      上越教育大学
    • 年月日
      2008-10-12
  • [学会発表] 理科学習における社会人講師とコミュニケーションに関する実践研究2008

    • 著者名/発表者名
      久保田善彦, 水越千博
    • 学会等名
      日本科学教育学会第32回年会
    • 発表場所
      岡山理科大学
    • 年月日
      2008-08-23
  • [学会発表] 学習効果を上げる社会人講師による理科授業の開発-学習による社会人講師の講話理解構造-2008

    • 著者名/発表者名
      楡井正弥, 久保田善彦
    • 学会等名
      日本学校教育学会第23回大会
    • 発表場所
      仙台白百合短期大学
    • 年月日
      2008-08-03

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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