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2007 年度 実績報告書

小・中学校の総合表現型カリキュラムの開発と評価-日米の研究先進校をモデルとして-

研究課題

研究課題/領域番号 19530794
研究機関上越教育大学

研究代表者

時得 紀子  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (30242465)

研究分担者 無藤 隆  白梅学園大学, 学長 (40111562)
田中 博之  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (20207137)
近藤 フジエ  新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (50018842)
小林 田鶴子  名古屋女子大学, 文学部, 准教授 (20387666)
キーワード総合表現スキル / 芸術教育の基準 / パフォーマンス評価 / 表現カリキュラム / 日米の評価観点 / アンカー体験 / 日米モデル比較 / 即興的身体表現
研究概要

平成19年度は、3年間の継続研究の初年度として、日米両国の小・中学校における、研究先進校の実践事例の収集に最も重点を置く年度と位置づけていた。国内では、上越教育大学附属中のミュージカル制作や総合的な学習の時間とかかわる表現活動、上越市立大手町小の総合学習や6年間の学びの集大成として取り組む、卒業組曲の制作等、研究先進校における教科学習の学びを生かした,多様な表現活動の実践事例を検証の対象とし、生徒への意識調査などをまとめた。国外では、19年度は9月末から10月中旬まで、および12月から1月上旬までの2回渡米し、ニューヨーク州、コネチカット州、アイオワ州の公立小・中学校を対象とした授業参観を通じて、音楽科を中心とした表現活動が関わる授業を多数参観し、米国の実践事例の収集を行った。また、授業のデータ分析に当たっては、日米両国の研究分担者の助言を生かし、検証を進めた。
さらに、日米両国の総合表現型のカリキュラムをまとめ、本取組の経過の成果として、日本学校音楽教育実践学会における口頭発表(8月)、さらに上越教育大学研究紀要第27巻(2月出版)への掲載も行った。音楽教育で最も権威ある国際学会(ISME)への投稿を経て、平成20年7月にイタリア・ボローニャで開催される、ISME(lnternational Society for Music Education)世界大会において、(レフリー審査を経て全世界から応募総数900論文中の数編に選ばれ)招待発表として正式に採択された(2月)。さらに、ISME(国際音楽教育協会)で20年度に出版される論文集への掲載にも採択された(3月)。
なお、平成19年度の2度の渡米を通じて、総合表現活動の実践に関する米国の先進的なカリキュラムや授業実践事例をニューヨーク大学教授等や米国コロンビア大学の研究コーディネーター等から予想を超える多くのデータ、資料の提供を得たことを特筆したい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Integrated Arts Curriculum for Japanese Students and Plans for the Future Model Cultivating Communication Skills2008

    • 著者名/発表者名
      Noriko Tokie
    • 雑誌名

      上越教育大学研究紀要 第27巻

      ページ: 253-260

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 音楽学習における総合化へのアプローチ総合芸術的な表現活動のもたらすもの-小・中学校における実践事例を通して-2008

    • 著者名/発表者名
      時得 紀子
    • 雑誌名

      「学校音楽教育研究」シリーズ『学校音楽教育研究』日本学校音楽教育実践学会紀要Journal of Study of School Music Educational Practice 2008 Vo1.12 第12巻

      ページ: 144-145

    • 査読あり
  • [学会発表] 総合表現活動のもたらすもの-上越教育大学附属中学校10年の取り組みから-2007

    • 著者名/発表者名
      時得 紀子
    • 学会等名
      日本学校音楽教育実践学会 第12回全国大会
    • 発表場所
      くらしき作陽大学
    • 年月日
      20070818-19

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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