研究概要 |
平成14年度〜16年度に受けた科学研究補助金の基盤研究(C)(2)「総合学習時代における教科論-総合的な教科としての生活科の在り方-」において作成したデータベースの中で本研究の研修プログラムの開発に役立つデータを検討し整理した。また,いくつかの授業記録における教師と子どもの発言を文字化する作業を行った。平成20年度では,このデータから生活科及び総合的な学習の研修に利用できる授業揚面を抽出し,それらを研修プログラムの授業分析に活用する予定である。 愛知県総合教育センターの依頼により,過去三回実施した「10年経験者研修(生活科)」の内容をベースにしながら,コンピュータおよび視聴覚教材の活用,授業研究とその協議,ワークショップによる体験活動などを採り入れた研修プログラムに必要な内容および方法を協議し検討した。そして,この研究成果を部分的に採り入れながら,『小学校せいかつ-「授業力をみがく」指導書ガイドブックを作成した。 これまで収集したデューイ実験学校に関する資料をもとに,「デューイ実験学校の管理と監督」を執筆した。この小論を作成する中で,デューイ実験学校におけるカリキュラム開発と授業改善の実態が,この研修プログラムの開発に活用できると判断し,必要な資料を収集するためシカゴ大学のレイゲンシュタイン図書館を訪問した。
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