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2007 年度 実績報告書

行動・探究・意思決定を構成原理とした市民教育の教材開発・授業研究・教育評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530806
研究機関滋賀大学

研究代表者

岸本 実  滋賀大学, 教育学部, 教授 (80249705)

キーワード市民教育 / 教育評価 / 参加
研究概要

市民教育におけるアクティブ・アプローチの構成原理を解明するために,以下の3点を実施した。
(1)アイルランドの市民教育の研究。前期中等教育用の市民教育の教科である「公民・社会・政治教育」の教科構成原理と教材を分析した。また,現在開発途上にある後期中等教育用の教科「政治と社会」にむけての議論の状況について,現地調査の中でインタビューや資料収集を行った。「参加」がキーワードであり,様々な課題に取り組んでいるNGO団体からの意見,高校生との協議会の状況などが明らかになり,有意義であった。
(2)アイルランドの中学校修了資格試験の問題を分析し,どのような学力が市民として必要と考えているのかを検討した。さらに,日本における思考力を問うテスト問題についての検討をおこなった。また,イギリスのシティズンシップ,EUの市民教育論,アメリカのサービス・ラーニングの理論について主に文献によって検討した。
(3)シティズンシップ教育の観点から人権教育の課題を考察した。主な論点は(1)自由主義社会の教育における中立性の原則とシティズンシップ・人権教育の課題を国家と教師はどうかんがえるべきか,(2)国際機関・国際NGOの開発した教材における国民国家の相対化の功罪、(3)参加型学習の文脈,目標・内容論からの検討,アイルランドの市民教育における事例分析の3点である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] アイルランドの「歴史」「地理」「公民・政治」の中学校終了試験2008

    • 著者名/発表者名
      岸本 実
    • 雑誌名

      滋賀大学教育学部社会科教育研究室編『社会科教育の創造』 第15号

      ページ: 116-123

  • [学会発表] シチズンシップ教育の視点から見た人権教育の課題2007

    • 著者名/発表者名
      岸本実
    • 学会等名
      第45回部落問題研究者全国集会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2007-10-28

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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