研究課題/領域番号 |
19530808
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
沖花 彰 京都教育大学, 京都教育大学・教育学部, 教授 (80115972)
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研究分担者 |
川口 容子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (20027717)
大澤 弘之 京都教育大学, 教育学部, 教授 (10135626)
笹野 恵理子 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (70260693)
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キーワード | 中学校理科 / 音の学習 / 音楽と理科 |
研究概要 |
本研究では音楽を通して音や振動に関する中学校向けの理科学習教材や授業カリキュラムの開発を進めている。これまで楽器や身の回りの音を取り入れた理科教材は数多く見受けられるが学校での音楽学習に密着した理科教材や学習カリキュラムはあまり見られない。実際に小学校で扱う鍵盤ハーモニカやリコーダのしくみ、音楽のもつ音階や響きを含んだ音楽を取り入れた理科学習がこの研究のねらいである。理科と音楽を総合的に学ぶことは理科を役に立つ教科として実感し興味関心や理解の向上に有効であると同時に音楽学習の中にも考える視点を持たせることができる。 これまでに実践した授業例 <鍵盤ハーモニカはどうして鳴るの?> 鍵盤ハーモニカは小学校のとき必ず学習する楽器であるがその原理はほとんどの生徒が知らない。パイプを吹くので管楽器のイメージをもつものが多い。使わなくなった鍵盤ハーモニカを持ってこさせて中を分解してその原理を探ると非常に興味を持つ。簡単に分解でき比較的わかりやすいしくみであることから、分解しながら調べてしくみを理解するのに適した教材である。さらにハーモニカ(吹くと吸う)を調べることでより理解が進み興味も増す。
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