• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

学校教育における家庭科を中心とした系統的な「食」教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19530812
研究機関和歌山大学

研究代表者

赤松 純子  和歌山大学, 教育学部, 教授 (40141709)

研究分担者 宇高 順子  愛媛大学, 教育学部, 准教授 (60116994)
小林 民憲  和歌山大学, 教育学部, 教授 (70038321)
キーワード食教育 / 系統的 / 学校教育 / 教育プログラム / 教育ファーム
研究概要

学校教育においてスタートしたばかりの食育について、発達段階に沿った系統的・体系的な食育プログラムの構築と、食育に直接関連する教科である家庭科の独自性と両者の連携のあり方の検討という緊急課題への提案をするために、2007年度は次に示すような内容で研究を行った。
小・中・高等学校家庭科の食生活に関する学習内容構想に基づく実践報告を収集分析し、食育と「家庭科の食生活に関する学習内容」の統一的な部分と独自性を3つの方法により明らかにした。
1、学校教育における食に関する学習教材・内容を収集・整理した
2、先進的な(取り組みと報告のある)栄養教諭および学校栄養職員グループの成果を収集・整理した
3、和歌山県農業教育賞・受賞校等の先進的な食農教育カリキュラムの分析を行った
効果的な食育には、食物を工業製品として扱うのではなく、地域の視点から地球規模で食物をとらえ、栽培過程から食べるまでを見通すことが必要である。家庭科の教科内容が社会からの要請を必ずしも反映しているとはいえない要因は、教育職員免許法で規定されている学習科目内容の柔軟さに欠ける内容展開にも由来する。食育を指導する立場の人材養成も含めて社会的要請の視点からも点検する必要があった。あわせて、地球規模的な今日的課題である、食料配分の不均衡問題・食糧問題と環境問題・食糧問題と資源エネルギー問題の総合的解決への考え方を仮説実験授業方式の授業展開で取り上げる試みを行っているところである。

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi