(1) 本研究の目的は、児童・生徒の学習内容についての意味の理解を促進し、算数・数学を学習や生活等で活用する能力を向上させる学習指導方法を開発することである。 研究の目的を達成するために、4年間の研究期間で次の(1)~(5)の内容を実施する予定である。 (1)「学習内容についての意味の理解」に焦点を当て、教師の指導状況、児童・生徒の学習状況の実態やそれらの間の関係を明らかにし、教師の指導及び児童・生徒の学習の改善すべき点を明確化する。 (2)(1)で明らかにした改善すべき点を基に、新しい学習指導方法を開発する。 (3)開発した学習指導方法を協力校で実践し、有効性を科学的に検証する。 (4)小学校・中学校等の教員が新しい学習指導方法を導入しやすいように、学習指導方法の指導手順・指導資料等について詳細に記した「教師用指導書」を作成する。 (5)開発した学習指導方法の小学校算数・中学校数学の授業への適用と成果の検証を行う。 (2)さらに、本研究の成果を現職教員、大学生、大学院生の資質向上に役立て、教育の質の向上を図る。
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