研究概要 |
〈平成21年度の研究成果〉 (具体的内容) 1. 平成19年度のヘルシンキ大学および平成20年度のヨエンスー大学東サボンリンナ教員養成校における家庭科教育実践調査結果の整理とまとめ 2. 「2008年度サボンリンナ教員養成校家庭科教員養成カリキュラム」の翻訳(2008年度から継続) 3. 日本家庭科教育学会において研究成果の発表 4. フィンランドの義務教育および教員養成カリキュラムを構成する基礎理論の検討 (意義・重要性) 1.2: フィンランドの子どもたちの学力形成に及ぼす要因として,小・中学校のカリキュラムの内容とともに教員の質の高さが注目される。そこでフィンランドで主に家庭科教員養成を行っている国立大学であるヘルシンキ大学とヨエンスー大学東サボンリンナ教員養成校における家庭科教育法の講義や演習を見学・交流することにより,修士課程まで含めた教員の養成教育の視点から,フィンランド家庭科教育の児童・生徒の取り組み意欲の高さについて解明することを試みた。 3: 3年間の研究成果を日本家庭科教育学会において発表し,「6年間を見通した教員養成の在り方」に対する示唆を行った。 4: フィンランドの家庭科教育における「ナショナルカリキュラム」と「教員養成カリキュラム」を構成するための基礎理論について教育学論文を中心に検討している。
|