平成19年度からの3カ年にわたる調査研究により、以下のような結果が得られた。 1.児童生徒の社会的能力育成は、わが国のみならず先進諸国や近隣諸国においても学校教育における重要課題であり、様々な体験学習やキャリア教育などを通して、多大な成果を上げている。 2.児童生徒の社会的能力育成の方法として、キャリア教育や様々な体験学習が有効な学習法であることが認められた。しかし、わが国では、これらの学習法は一部の地域や学校に限られ広がりは見られないのが現状である。今後は、小学校から高校までのすべての学校段階での社会的能力育成を目指した取組が期待される。
|