研究概要 |
平成20年度は,以下の研究を行った。 1 通常学級に在籍する児の聴覚処理に関するチェックリストによる調査(小川・原島)研究協力者である小川が米国で使用されているチェックリスト(CHAPPS: Children's Auditory Processing Performance Scale)の日本語版(18年度版)を他のチェックリストを参考にしてさらに改良し、通常の学級に在籍する1年生から3年生、計800人のチェックリストの調査結果を得、因子分析による検討を行った。 2 聴覚処理検査用音声の録音(原島)両耳分離聴検査等、聴覚処理検査用音声としてアナウンサーの発話サンプルを収録した。発話サンプルは語長など実験的にコントロールされたものとして編集作成した。 3 Gap検査用プログラムの作成(八田・原島)研究協力者である八田がGap検査用プログラムとして、up-down法による適応型検査プログラムを試作した。 4 電気生理学的聴覚処理検査として、MLRおよびP300を軽度発達障害児に対して行い、軽度発達障害児の聴覚処理の問題について検討し、国際学会にて報告した。 [連携研究者] 国際医療福祉大学・保健学部・講師 小渕千絵 APD音響心理検査の検討 福岡教育大学・教育学部・教授 太田富雄 チェックリストの検討 愛媛大学・教育学部・准教授 立入哉 チェックリストの検討
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