研究概要 |
平成20年度は,支援サービスを提供する柱である専門NPO・POとラーニング・センターの構造分析を中心に研究を実施した。 そのため,まず,ラーニング・センターへのサービス提供を行っている各種NPO・POが,どのようなサービス・プログラムをもっているのかという内容分析を行った。カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の8つのNPOに対し訪問調査を実施し,提供サービスの内容を調べるとともにIEPにおける学校への提供サービスとどのように関連させているのかということについてインタビューを行った。また,同地域のUSD(学校教育委員会)に対し訪問調査を実施し,自閉症児に対してはどのようなプログラムの提供が多いのか,関係する経済的コストはどの程度であるのかということについてインタビューを行った。 次に、同地域の3つの小学校に対し訪問調査を実施し,各小学校が障害のある児童生徒のために組織しているアセスメント・チーム(SST)が,ラーニング・センターを利用する児童生徒を決定するのにどのような役割を果たしているのかということについてインタビューを行った。 前年度に引き続き,自閉症児の家族の同意を得て2つのIEPミーティングにも出席した。
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