p=3の場合で、散在型単純群J_4の分解定数をfull defectの以外のブロックで決定した。この研究成果は、Journal of Algebraに出版されている。今回の結果でも、計算機による射影表現の指標計算が大変重要であり、これらを代数解析ソフトウェアGAP上の実行ソフトとして、開発したプログラムにより、計算している。以前手動計算によって得られた計算内容について、F.Noeskeが実装したGAPプログラムを改良して利用することで、検証作業が行われた。これにより、GAPプログラムの実行性能も高めることが出来た。これを用いて、p=11の場合について、主ブロックの射影指標の計算を進めた。計算機を利用した分解定数の決定手法について10月に熊本大学で行われた懇談会や、11月に信州大学で行われた研究集会で発表を行った。
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