研究課題/領域番号 |
19540019
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
佐藤 眞久 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (30143952)
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研究分担者 |
毛利 出 静岡大学, 理学部, 准教授 (50436903)
中本 和典 山梨大学, 総合分析実験センター, 教授 (30342570)
大貫 洋介 鈴鹿工業高等専門学校, 数学教室, 講師 (30435432)
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キーワード | 多元環 / 表現論 / 代数幾何学 / カルタン / 代数学 |
研究概要 |
本研究は非可換代数幾何と多元環の表現論を統一的な手法のもとで研究をすすめることが出来るようにし、そのための新しい手法を開拓し環論の諸問題にその成果を適用することを目的にしている。このために多くの研究成果を取り入れ、多くの研究者との研究成果や手法の議論を行いながら、これらの内容を本研究へ取り入れることを行った。 海外では、ブラジルで行われた第13回表現論および多元環国際シンポジューム(ICRA13)に研究代表者を派遣して、ここで発表される成果と本研究と関係がある内容について討論や研究を行い、本研究の手法の開拓を行った。また、2010年に第14回を東京で開催することの要請があり、日本での研究に一定の評価が得られた。更に、代表者が中国・南京と上海に行き、表現論および非可換代数幾何研究者との交流を行い、講義や研究会を通じて、非可換代数幾何の第一人者である腹担大学の〓教授とMutationの表現論における役割や非可換代数幾何の中でこの概念がどの様な役目を担うか、について考察がなされた。 国内では、第41回環論および表現論シンポジューム(静岡大学)を、研究代表者が運営委員長として、分担者の毛利出がプログラム責任者として、100名近い参加者を集めて開催され、多くの成果が発表された。また、分担者の中本和典が、ここで研究成果の一つを発表し、代数幾何と非可換代数幾何の接点を提示した。 これらを研究の成果に取り入れるべく、甲府(山梨大学)で代表者・分担者で研究集会を行い、種々の結果を整理し理論の進展を図った。
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