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2007 年度 実績報告書

結び目空間の均質性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19540081
研究機関神戸大学

研究代表者

中西 康剛  神戸大学, 理学研究科, 教授 (70183514)

研究分担者 大山 淑之  東京女子大学, 文理学部, 教授 (80223981)
内田 吉昭  山形大学, 理学部, 准教授 (80280890)
キーワード結び目空間 / 局所変形 / 結び目不変量 / 均質性
研究概要

「研究の目的」に書いたように,本研究では,結び目の構造と不変量を局所変形を通じて明らかにし,その発展として,結び目空間の均質性を不変量と局所変形の観点から究明することを研究目的としている。
「研究計画」にもとづいて研究を実施したところ,この研究により得られた本年度の成果は以下の通りである。
Erleが導入し,Kauffmanがそれによる絡み目の同値関係を研究した局所変形であるpass moveと結び目不変量であるConway polynomialに関する結び目空間の均質性を研究した。Conway polynomialの2次の係数α_2の奇偶が一致することと有限回のpass movesでうつりあうことが必要十分条件であることが既に知られているように,Conwayとpass moveには強い関係性がある。その意味で均質性の研究は重要である。どの結び目も,任意に大きな個数の結び目と互いにpass move1回でうつりあう。また,Conway polynomialが一致する結び目でもpass move1回でうつる結び目のConway polynomialsの集合が異なる例があることを示すことに成功した。研究分担者の一人である大山淑之氏との研究成果である。
以上の結果は学術雑誌に投稿準備中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Local moves and Gordian complexes, II2007

    • 著者名/発表者名
      Y. Nakanishi
    • 雑誌名

      Kyungpook Mathematical Journal 47

      ページ: 329-334

    • 査読あり
  • [学会発表] Local moves and Gordian complexes2007

    • 著者名/発表者名
      Y. Nakanishi
    • 学会等名
      Knotting Mathematics and Art
    • 発表場所
      University of South Florida
    • 年月日
      20071101-04

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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