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2007 年度 実績報告書

写像空間,配置空間,分類空間とホモトピー(余)極限

研究課題

研究課題/領域番号 19540095
研究機関琉球大学

研究代表者

佃 修一  琉球大学, 理学部, 准教授 (50305182)

キーワードトポロジー / 幾何学
研究概要

論文「The configuration space of the n-arms machine in the Euclidean space」で,マシンの配置空間のホモトピー型を決定する際に用いた手法を以下のように一般化する研究を行った.
n個の基点つき位相空間X_1,.,X_nに対し,それらの直積を用いて,n点集合のべき集合の部分集合Pから位相空間の圏へのある関手が自然な仕方で構成される.この関手のホモトピー余極限の懸垂はいくつかの空間の一点和に自然に分解する.各成分はX_1,.,X_nと,べき集合の部分集合Pの情報から定まる関手のホモトピー余極限の懸垂として表されるが,Pが特別な場合にはこのホモトピー余極限のホモトピー型を具体的に記述することが出来る.
これを用いて,関節がひとつあるn本の足が中心で結合されている(蜘蛛のような形をした)マシンが足先を正多面体の頂点に固定されているときにとることの出来る状態のなす配置空間の安定ホモトピー型を,足が短い場合に決定することが出来た.足が長い場合は,さらにいくつかの技術的な計算を行って,ホモロジー群を決定することが出来た.これらを具体的に計算する際にはコンピュータを用いた計算が必要であった.この結果については琉球大学の神山氏との共著論文
「On the homology of configuration space of arachnoid mechanisms」
にまとめ,Houston Journal of Math. vol34(2008)に掲載予定である.またこの話題について,平成19年11月に金沢で開催されたホモトピー論シンポジウムおよび平成20年3月に九州大学で開催されたホモトピー論小研究集会で講演を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Samelson products of SO(3)and applications2007

    • 著者名/発表者名
      Y. Kamiyama, D. Kishimoto, A. Kono, S. Tsukuda
    • 雑誌名

      Glasg. Math. J. 49

      ページ: 405-409

    • 査読あり
  • [雑誌論文] The configuration space of the n-arms machine in the Euclidean space2007

    • 著者名/発表者名
      Y. Kamiyama, S. Tsukuda
    • 雑誌名

      Topology Appl. 154

      ページ: 1447-1464

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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