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2009 年度 実績報告書

ショットキイ群およびヨルゲンセン数の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19540178
研究機関静岡大学

研究代表者

佐藤 宏樹  静岡大学, 理学部, 教授 (40022222)

キーワード関数論 / クライン群 / リーマン面 / ショットキイ群 / ヨルゲンセン数 / ヨルゲンセン群 / 三角群 / ヘッケ群
研究概要

メビウス変換群Mobの2元生成部分群Gのヨルゲンセン数J(G)はJ(A,B)=|tr^2A-4|+|tr[A,B]-2|(A,B∈Mob)とおくとき、J(G):=inf{J(A,B)|=G}により定義されるtype(p,q,r)(2≤p≤q≤r)の双曲型三角群GとはG=のことである。今年度は三角群のヨルゲンセン数,特にヘッケ群(type(2,q,∞)の三角群)および放物型(r=∞)の三角群のヨルゲンセン数について研究した。
1.研究成果今年度得られた結果は次の通りである。(1)ヘッケ群Gのヨルゲンセン数はJ(G)=4cos^2(π/q)である(ブレブリント)(2)放物型の三角群Gのヨルゲンセン数はJ(G)=4(cos^2(π/p)+cos^2(π/q))である(ブレブリント)(3)一般の(p,q,r)型の三角群Gのヨルゲンセン数はJ(G)=4(cos^2(π/p)+cos^2(π/q)+2cos(π+p)cos(π/q)cos(π/r))である(予想)。
2.研究発表今年度は公には研究発表をしていない。2009年12月中国海洋大学の李副教授のセミナーにおいて三角群のヨルゲンセン数について得られた結果及び予想について発表を行った。
3.今後の研究の展開に関する計画(1)一般の三角群のヨルゲンセン数を求める(上記予想の肯定的解決)こと(2)楕円型のヨルゲンセン群をすべて見つけること(3)古典的ショットキイ群及び一般のショットキイ群のヨルゲンセン数を求めること(4)古典的ショットキイ群によるリーマン面の一意化の問題等を考察することを考えている
4.外国における研究(1)アメリカのテキサス大学においてReid教授のところのJason Callahan氏はヨルゲンセン群等について低次元トホロジーの方向から研究を行っている。(2)楕円型ヨルゲンセン群に関し台湾のS.Huang准教授が研究を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Remarks on Jorgensen groups of parabolic type2009

    • 著者名/発表者名
      Hiroki Sato
    • 雑誌名

      Proc.16th IC-FIDCAA 16

      ページ: 99-105

    • 査読あり
  • [図書] 反直観の数学パズル (翻訳)2010

    • 著者名/発表者名
      ジュリアン・ハヴィル
    • 総ページ数
      237
    • 出版者
      白揚社
  • [図書] バナッハ=タルスキの逆説 (翻訳)2009

    • 著者名/発表者名
      レナード・M・ワプナー
    • 総ページ数
      277
    • 出版者
      青土社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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