研究概要 |
本件の研究の目的はミニマイジング・ムーブメントの理論について主として以下のことを明らかにすることである: (1)変分問題に関係するミニマイジング・ムーブメントの研究 (2)微分方程式の研究におけるミニマイジング・ムーブメントの果たす役割の解明 (3)ミニマイジング・ムーブメントによる曲面の振動の研究 (4) ミニマイジング・ムーブメントの研究への幾何学的測度論の応用。 おそらくこれらの諸問題は一つ一つ独立しているのではなく何らかの形で互いに関係しているであろう。ミニマイジング・ムーブメントという視点で捉える事により,それらの関係を解明していくことが本研究の一番の目的である。 各分担者の分担は以下の通りである。(1)については足達と菊地が,(2)については清水と菊地が,(3)については星賀と菊地が,(4)については中島と菊地が担当する。そして,代表者および各分担者が関連する文献の収集および関連する研究者との研究連絡を行う。
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