研究課題
本研究では、私たちがハワイ大学2.2m望遠鏡用に開発した広視野グリズム分光撮像装置(WFGS2)を用いて「すばる望遠鏡用次期高コントラスト装置」などの次世代観測装置を用いた原始惑星系円盤・原始惑星の研究ターゲットとなるTタウリ型星を比較的近傍にある高密度分子雲コアの周囲に探査することを目的とする。2008年8月に星団形成領域IC1396においてHα輝線星(Tタウリ型星候補)の大規模探査のために行った2回観測の際に、IC1396の高度が高くなる前と低くなった後の時間に高密度分子雲コアの観測を合わせて行った。また、IC1396(距離〜2400光年)の探査においは同時に手前に存在する高密度分子雲コア(距離〜500光年)のデータも取得できている。昨年度から引続き既に取得されたデータの処理を行うだけでなく、連携研究者とも協力して解析手法の確立を行った。この手法で解析された観測データの一部は、2009年3月のThe 2^<nd>Subaru International Conferenceでポスター論文として発表を行った。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
Astronomical Journal 135
ページ: 2323-2335