研究課題
本研究では、私たちがハワイ大学2.2m望遠鏡用に開発した広視野グリズム分光撮像装置(WFGS2)を用いて「すばる望遠鏡用次期高コントラスト装置」などの次世代観測装置を用いた原始惑星系円盤・原始惑星の研究ターゲットとなるTタウリ型星を比較的近傍にある高密度分子雲コアの周囲に探査することを目的とする。2009年8月に星団形成領域IC1396においてHα輝線星(Tタウリ型星候補)の大規模探査のために行った4夜の観測の際に、IC1396の高度が高くなる前と低くなった後の時間に高密度分子雲コアの観測を合わせて行った。また、9月に星団形成領域Cep Bを5夜観測した際にも同様に高密度分子雲コアの観測を合わせて行った。前年度に連携研究者と協力して解析手法の確立を行ったので、この手法を用いて現在データ解析を行っている。また、比較的近傍でない星形成領域の高密度コアでもWFGS2で得られたデータを用いてHα輝線星の探査を研究協力者とともに行った。
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EXOPLANETS AND DISKS : THEIR FORMATION AND DIVERSITY : Proceedings of the International Conference. AIP Conference Proceedings 1158
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