格子QCDによるストレンジネスを含むハドロン構造の研究

2009 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 19540265
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 佐々木 勝一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (60332590)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2010
• キーワード: 量子色力学 / 格子ゲージ理論 / ハドロン物理

研究概要

近年コンピューターの急速な発展と、新しい計算アルゴリズムの開拓などに伴い、格子QCDによる数値解析の精密化が飛躍的に進んでいる。現在、世界中の格子QCD研究グループにおいてストレンジクォークを含めた現実の世界により近い、3種類の動的クオークの自由度を厳密に取り扱った2+1フレーバー格子QCD数値計算がスタンダードとなっている。
本研究においては、すでに公開されているこれらの2+1フレーバーQCDゲージ配位を利用して、模型に依らない強い相互作用の第一原理計算として核子の構造研究やフレーバーSU(3)の破れに関連したストレンジネスを含むハドロンの研究を行なう。

研究成果

• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: S. Sasaki, T. Yamazaki
  • 雑誌名: Physical Review D79 ページ: 074508
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: T. Yamazaki, Y. Aoki, T. Blum, H.-W. Lin, S. Ohta, S. Sasaki, R. J. Tweedie, J. M. Zanotti
  • 雑誌名: Physical Review D79 ページ: 114505
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: H.-W. Lin, T. Blum, S. Ohta, S. Sasaki, T. Yamazaki
  • 雑誌名: Physical Review D78 ページ: 014505
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Yamazaki, Y. Aoki, T. Blum, H.-W. Lin, M.-F. Lin, S. Ohta, S. Sasaki, R.J. Tweedie, J.M. Zanotti
  • 雑誌名: Physical Review Letter 100 ページ: 171602
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: P. A. Boyle, A. Juttner, R. D. Kenway, C. T. Sachrajda, S. Sasaki, A. Soni, R. J. Tweedie, J. M. Zanotti
  • 雑誌名: Physical Review Letter 100 ページ: 141601
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: S. Sasaki, T. Yamazaki
  • 雑誌名: Physical Review D78 ページ: 014510
  • 査読あり
• [学会発表] (2009)
  • 著者名/発表者名: 佐々木勝一
  • 学会等名: 第3回日米物理学会合同核物理分科会
  • 発表場所: 米国ハワイ州、ハワイ島
  • 年月日: 2009-10-17
• [学会発表] (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐々木勝一
  • 学会等名: 日本物理学会2008年秋季大会
  • 発表場所: 山形大学
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] (2008)
  • 著者名/発表者名: 佐々木勝一
  • 学会等名: 日本物理学会大第63回年会
  • 発表場所: 近畿大学
  • 年月日: 2008-03-24