研究課題
基盤研究(C)
近年コンピュータの急速な発展と、新しい計算アルゴリズムの開拓などに伴い、格子QCDによる数値解析の精密化が飛躍的に進んでいる。現在、世界中の格子QCD研究グループにおいてストレンジクォークを含めた現実の世界により近い、3種類の動的クォークの自由度を厳密に取り扱った2+1フレーバー格子QCD数値計算がスタンダードとなった。本研究においては、すでに公開されているこれらの2+1フレーバーQCDゲージ配位を利用して、模型に依らない強い相互作用の第一原理計算として核子の構造研究やフレーバーSU(3)の破れに関連したストレンジネスを含むハドロンの研究を行った。
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Physical Review D 82
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