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2009 年度 実績報告書

非一様宇宙モデルを用いた宇宙論シナリオの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19540279
研究機関名古屋大学

研究代表者

南部 保貞  名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (40212112)

キーワード非一様宇宙 / 距離 / ダークエネルギー
研究概要

宇宙の観測においては,観測データとしての天体までの距離は,赤方偏移と見かけの明るさの関係として得られる.その関係を通じて一様等方宇宙モデルであるフリードマン宇宙のパラメーターが決定される.しかしながら,非一様宇宙において同様の観測を行ったとしても,赤方偏移と見かけの明るさの関係は,観測者の場所や観測する方向に依存して変化してしまい,そのままでは宇宙全体に対する情報を抽出することができない.
そこで前年度に引き続き.非一様宇宙における距離の概念を正確に把握する目的で,一般的な非一様時空を球対称時空に射影することで,非等方性の効果を取り入れた距離に対する方程式の導出ならびにその方程式の性質の解析を行なった.本年度は距離方程式の導出にあたって仮定していた光のシェア効果の無視の妥当性を中心に解析を行なった.光の伝播方程式の角度平均に対してシェアの効果がどのように影響を受けるかを考察し,それを無視することの妥当性を吟味した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The role of anisotropy in the void models without dark energy2009

    • 著者名/発表者名
      M.Tanimoto, Y.Nambu, K.Iwata
    • 雑誌名

      arXiv : 0906. 4857[astro-ph. CO] June

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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