CHORUS実験の標的原子核乾板に蓄積されている約100万ニュートリノ反応の反応点近傍、数ミリの範囲を位置の分解能サブミクロンで解析しチャーム粒子付事象、2万例を検出しその中にエキゾティックなチャーム粒子の探索・解析を目的とする。 本研究では10cmx10cmの全スキャン範囲における本物飛跡の飛跡検出効率を維持しつつノイズ飛跡を拾わない開発・条件出しを行い反応点の選び出し方法の確立まで終了した。本研究課題で達成した大面積のスキャンによる飛跡選び出しによりCHORUS実験に蓄積された全ニュートリノ反応を検出・チャーム粒子付事象を解析する目処がついた。
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