Gamma Ray Bursts (GRBと略称)の起源は未だに良く解っていない。統一的な描像を得るためには星の進化理論での星の光度と表面温度のいわゆるHRダイアグラムに対応するものが必要である。この目標に対して次のような成果があった。(1)宇宙論に依存せずに米徳関係式等をTypeIa超新星を用いてcalibrateする方法を確立した。(2)米徳関係式等の進化効果と選択効果はせいぜい2σレベルであることがわかった。(3)米徳関係式の精度を上げるには、継続時間依存性、誤差の少ないイベントのみにかぎること、物理量を定義するのにGRB静止系を採用することが必要であると分かった。
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