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2009 年度 実績報告書

準包接水和物結晶核生成のメモリー効果発現機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19540334
研究機関富山大学

研究代表者

島田 亙  富山大学, 理工学研究部(理学), 准教授 (70401792)

キーワードClathrate Hydrate / 核生成 / メモリー効果
研究概要

実験装置の一部改良を行い、準包接水和物結晶の核生成時におけるメモリー効果の発現状況を観察した。昨年度まではtypeAのhydrate結晶を用いたが、本年度はtypeBのhydrate結晶を用いて、メモリー効果の発現確率の測定を行った。typeBでは水溶液濃度32wt%が、結晶と同じ水とTBABの比率である「調和融点」であるので、40wt%から10wt%まで水溶液濃度を変えて実験を行った。
実験の結果、調和融点ではメモリー効果の発現が見られなかったが、低濃度においてメモリー効果の発現が見られ、その確率は調和融点の約半分の濃度でピークを持つことが明らかになった。これはメモリー効果発現のメカニズム解明に対して重要な情報である。
これらの研究結果は、一部は学会発表で公表しており、残りの部分は今後の国際学会で発表し、学術雑誌に投稿する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 氷表面におけるキセノンクラスレートハイドレート結晶の成長形態と成長機構2009

    • 著者名/発表者名
      伊藤真人、島田亙、長尾二郎、海老沼孝郎、成田英夫
    • 雑誌名

      雪氷((社)日本雪氷学会誌) 71

      ページ: 353-360

    • 査読あり
  • [学会発表] TBAB準包接水和物結晶の核生成メモリー効果(II)2009

    • 著者名/発表者名
      島田亙、大島基
    • 学会等名
      第39回結晶成長国内会議
    • 発表場所
      名古屋大学シンポジオン
    • 年月日
      2009-11-12
  • [学会発表] TBAB hydrateのメモリー効果 -水溶液濃度の効果-2009

    • 著者名/発表者名
      島田亙、大島基
    • 学会等名
      2009年度日本雪氷学会全国大会
    • 発表場所
      北海道大学学術交流会館
    • 年月日
      2009-10-02
  • [学会発表] TBAB hydrateのメモリー効果 -水溶液濃度と撹拌の効果-2009

    • 著者名/発表者名
      島田亙、大島基
    • 学会等名
      2009年度日本雪氷学会北信越支部研究発表会
    • 発表場所
      加賀市セミナーハウスアイリス
    • 年月日
      2009-05-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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