準包接水和物結晶核生成のメモリー効果発現機構の解明

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19540334
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 物性Ⅰ
• 研究機関: 富山大学
• 研究代表者: 島田 亙 富山大学, 大学院・理工学研究部(理学), 准教授 (70401792)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 核生成 / 結晶成長 / 包接水和物結晶

研究概要

包接水和物結晶の核生成時においてみられるメモリー効果(いったん結晶ができると再び核生成しやすい)の発現機構の解明のため、構造が似ており常圧で扱うことのできる準包接水和物結晶を用いて、その発現条件を詳しく調べた。Type A, Type Bの二つ種類の結晶について、ともに調和融点濃度での実験よりも、水溶液濃度が低い方がメモリー効果による核生成が発生しやすいことが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] 氷表面におけるキセノンクラスレートハイドレート結晶の成長形態と成長機構 (2009)
  • 著者名/発表者名: 伊藤真人・島田亙・長尾二郎・海老沼孝郎・成田英夫
  • 雑誌名: 雪氷 71 ページ: 353-360
  • 査読あり
• [雑誌論文] Takao Ebinuma and Hideo Narita, Obaservation of Xe Hydrate Growth at Gas-Ice Interface by Microfocus X-ray Computed Tomography (2008)
  • 著者名/発表者名: Yasuke Jin, Jiro Nagao, Junko Hayashi, Wataru Shimada
  • 雑誌名: J. Phys. Chem. C 112 ページ: J. Phys. Chem. C
  • 査読あり
• [学会発表] TBAB準包接水和物結晶の核生成メモリー効果(II) (2009)
  • 著者名/発表者名: 島田亙・大島基
  • 学会等名: 第39回結晶成長国内会議
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2009-11-12
• [学会発表] TBAB hydrateのメモリー効果-水溶液濃度の効果- (2009)
  • 著者名/発表者名: 島田亙・大島基
  • 学会等名: 2009年度日本雪氷学会全国大会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2009-10-02
• [学会発表] TBAB hydrateのメモリー効果-水溶液濃度と撹拌の効果- (2009)
  • 著者名/発表者名: 島田亙・大島基
  • 学会等名: 2009年度日本雪氷学会北信越支部研究発表会
  • 発表場所: 加賀
  • 年月日: 2009-05-16
• [学会発表] TBAB準包接水和物結晶の核生成メモリー効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 島田亙・高井香織
  • 学会等名: 第38回結晶成長国内会議
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2008-11-06
• [学会発表] TBAB準包接水和物結晶の核生成時におけるメモリー効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 島田亙・高井香織・大島基
  • 学会等名: 2008年度日本雪氷学会全国大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-09-24
• [学会発表] TBAB準包接水和物結晶核生成のメモリー効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 島田亙・高井香織
  • 学会等名: 2008年度日本雪氷学会北信越支部研究発表会
  • 発表場所: 長岡
  • 年月日: 2008-05-24