研究課題
基盤研究(C)
銅酸化物超伝導体(電子ドープ型 : Pr_(1-x)LaCe_xCuO_4、ホールドープ型 : Ba_2Ca_(n-1)Cu_n(O_(1-x)F_x)_2O_y(n=3-4)、TlBa_2CaCu_2O_(6.5+δ))およびそれの関連物質として2008年に新規に発見された鉄系ニクタイド(NdFeAsO1-y)のトンネル分光研究、さらにFeSeの合成および、それをベースにした新規超伝導体の探索研究を行った。その結果、電子ドープ型の超伝導ギャップの対称性、そのドーピング依存性および温度依存性を明らかにした。ホールドープ型に対しては、頂点フッ素系およびTl系のトンネル分光研究でははじめてその超伝導ギャップの観測に成功した。また多層系の共通の特徴として2種類の超伝導ギャップは不足ドープ領域でも存在し、かつその2種類のギャップの大きさの差はキャリア数の減少と共に小さくなっていくことを明らかにした。さらにFe系超伝導体のトンネル分光研究を行い、銅酸化物の超伝導状態密度との違いを明らかにした。
すべて 2009 2008 2007
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (31件) 図書 (1件)
Journal of Physics : Conference Series (JPCS) 150
ページ: 052163
ページ: 022094
Superconductor Science and Technology 21
ページ: 085014
Physical Review B 77
ページ: 144518
Physica C 468
ページ: 714
ページ: 749
International Journal of Modern Physics B 21
ページ: 3233-3237