研究課題
基盤研究(C)
固体の電子構造は、原子が周期的に並び、外殻軌道にある電子が重なり合うことから、エネルギーバンドを形成する。固体の空間反転対称性が破れた場合は、磁気的性質がなくても電子のもつスピン状態が分裂する。そのような特殊な状態を理論的に考慮して、反転対称性の破れた化合物の電子構造を第一原理計算できる相対論的バンド理論を構築した。いくつかの反転対称性の破れた化合物において、「金属の顔」であるフェルミ面の形状が角度分解光電子分光の実験で測定されたので、その特徴を理論計算から初めて解明した。
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Journal of the Physical Society of Japan 77
ページ: 043701
Physical Review Letters 100
ページ: 176402
Journal of the Physical Society ofJapan 76
ページ: 083708