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2007 年度 実績報告書

蛍光収量XMCD実験によるウラン化合物のメタ磁性転移の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19540383
研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

岡根 哲夫  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (10391278)

研究分担者 竹田 幸治  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 任期付研究員 (50399416)
大河内 拓雄  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 博士研究員 (00435596)
稲見 俊哉  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 研究副主幹 (30354989)
山上 浩志  京都産業大学, 理学部, 教授 (20239867)
キーワード磁性 / アクチナイド
研究概要

本年度は、大型放射光施設SPring-8の原子力機構専用ビームラインBL22XUに設置された超伝導旨マグネットチェンバー内にシリコンドリフト検出器を備えたXMCD計測系を構築し、その立ち上げを行った。ここでの実験内容はアクチナイドのM45吸収端でのXMCD実験を目指したものであり、使用するエネルギー領域は3〜4keVである。このエネルギー領域のX線はビームラインのビーム輸送経路での減衰が無視できないほど大きく、入射光強度を大きく取ることが困難である。XMCD測定は、円偏光のヘリシティを変えた際の吸収スペク
シリコンドリフト検出器はエネルギー分解により必要な蛍光成分だけを抽出することで高い統計精度での蛍光検出ができる検出器である。この検出器の本計測システムでの使用において最大の検出能を実現するために、検出器本体から先端検出部までの距離を300mmと長くした設計を採用するとともに、超伝導マグネットチェンバー内において試料のできるだけ近くに検出器先端部を設置できるように設置治具を製作した。これにより検出部の取り込み立体角を大幅に大きくすることに成功した。
蛍光収量のテスト実験により所定の性能が達成されていることを確認し、アクチナイドのMas吸収端でのXMCD実験を行う環境の準備が整った。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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