研究課題
基盤研究(C)
生体分子の動作機構を記載する方法論を作ることを目指し、非平衡系での熱力学関係式の構築とタンパク質モデルでの遅い揺らぎの特徴づけを行った。前者として、非平衡定常状態の微視的状態に関する分布関数の平易な表現を導出することに成功し、それによってクラウジウス関係式の非平衡への自然な拡張を得ることができた。非線形非平衡領域まで通用するクラウジウス関係式を導出することにも成功し、非平衡では熱力学構造に独特のねじれが存在することを示した。後者の研究では、4点相関関数を用いて遅い揺らぎの特徴づけを行った。
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