研究概要 |
側鎖型液晶高分子ゲルの体積相転移を記述する理論モデルを構築した。ここでは温度変化や力 学的変形による,等方相-ネマチック相-スメクチックA 相転移を伴う液晶ゲルの膨潤や収縮の問 題に取り込んだ。3つの異なるネマチック相やスメクチック相の新しい構造相転移を理論的に予 測できた。さらに,等方相-ネマチック相転移や等方相-スメクチック相転移やネマチック相-ス メクチック相転移において,ゲルの体積が不連続に飛ぶことを見つけた。ゲルを構成するバック ボーン鎖や側鎖の構造はゲルの変形を理解する上で重要であることを示した。これらの結果は今 後の液晶ゲルの基礎物性に重要である。
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