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2009 年度 研究成果報告書

大陸地殻の脆性-塑性遷移と細粒長石の塑性変形

研究課題

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研究課題/領域番号 19540487
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地質学
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

重松 紀生  独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 主任研究員 (80308163)

研究分担者 増田 幸治  独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究チーム長 (30344104)
連携研究者 藤本 光一郎  国立大学法人東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80181395)
高橋 美紀  独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究員 (40470033)
吉田 英人  国立大学法人東京大学, 大学院・理学系研究科・地球惑星科学専攻, 技術職員 (30376553)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード地殻 / 岩石のレオロジー / 細粒長石 / 脆性-塑性遷移 / 岩石変形実験
研究概要

大陸地殻の脆性-塑性遷移付近における細粒長石の変形挙動を明らかにするため,天然断層岩中の細粒長石の解析と,細粒長石焼結体を出発物質とした変形実験を行った.天然断層岩の細粒斜長石は定向配列を持たず,また転位と再結晶の痕跡が見られる.実験試料には夏に用意した試料と冬に用意した試料があり,前者は均質な変形,後者は著しい変形集中を示した.前者の力学的性質と,結晶方位分布,転位と再結晶の痕跡から,天然の断層岩の細粒長石の変形を再現できた可能性が高い.本研究で得られた変形挙動の違いの原因を含め,今後脆性-塑性遷移付近における細粒長石の変形挙動を明らかにするには,試料中の水分量を制御した焼結体の合成技術が必要と考えられる.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Localisation of plastic flow in the mid-crust along a crustal-scale fault: insight from the Hatagawa Fault Zone2009

    • 著者名/発表者名
      Norio Shigematsu, Koichiro Fujimoto, Tomoyuki Ohtani, Bunichiro Shibazaki, Tomoaki Tomita, Hidemi Tanaka, Yukari Miyashita
    • 雑誌名

      NE Japan, Journal of Structural Geology 31巻

      ページ: 601-604

    • 査読あり
  • [学会発表] 断層帯の不均質変形と内陸大地震の発生に関する疑問―削剥断層の地質構造から―2009

    • 著者名/発表者名
      重松紀生
    • 学会等名
      日本地震学会2009年秋季大会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2009-10-22
  • [学会発表] 削剥された地質断層からみる、断層深部での破壊開始と流体移動2008

    • 著者名/発表者名
      重松紀生, 藤本光一郎, 大谷具幸
    • 学会等名
      日本地球化学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-09-17
  • [学会発表] 断層岩の変形微細構造に基づく断層深部応力状態の推定2007

    • 著者名/発表者名
      重松紀生, 高木秀雄, 藤本光一郎, 大谷具幸, 島田耕史
    • 学会等名
      地球惑星科学関連学会2007年大会
    • 発表場所
      千葉幕張
    • 年月日
      2007-05-20

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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