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2007 年度 実績報告書

ヒドロキシエポキシドの選択的閉環反応を基軸とした多官能性環状エーテル天然物合成

研究課題

研究課題/領域番号 19550159
研究機関新潟大学

研究代表者

鈴木 敏夫  新潟大学, 自然科学系, 教授 (80202133)

キーワード中員環エーテル / 環化反応 / ルイス酸 / ポリ環状エーテル / 全合成 / 触媒 / リサイクル
研究概要

1)exo-閉環中員環エーテル構築法の触媒化、リサイクル化への展開
申請者が開発した、Eu(fod)_3を用いるヒドロキシエポキシドのexo-閉環反応による立体選択的中員環エーテル構築法の触媒化、リサイクル化を検討した。中心金属元素として希土類金属とし、様々なフッ素化度、炭素長を有するフルオロアルキル基を有するアミド型配位子を調製し、ルイス酸性をチューニングした希土類金属錯体を系統的に精査した結果、Yb(hfa)3が優れた活性を示すことがわかった。
2)endo-閉環中員環エーテル構築法の一般性の確立
申請者が開発した、フェニルスルファニル基隣接基関与を利用するヒドロキシエポキシドのendo-閉環反応の問題点を解決するため、芳香環上への電子供与基の導入による電子的な安定化、キレーションによる安定化を検討した。しかし、顕著な位置選択性および反応性の向上はみられなかった。
3)多官能性中員環エーテル天然物の全合成研究への応用
中員環エーテルを含む特異な2環性骨格を有するisolaureatinを合成ターゲットに選び、その立体選択的全合成研究をおこなった。2段階の閉環反応を経て、基本炭素骨格の構築に成功した。また、ポリ環状エーテル化合物であるHemibrevetoxin Bおよび7員環エーテル化合物であるZoapatanolの合成研究をおこない、基本骨格の構築に成功した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヒドロキシエポキシドのendo-閉環反応を基軸とするZoapatanolの合成研究2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木敏夫
    • 学会等名
      第54有機合成化学協会関東支部シンポジウム
    • 発表場所
      新潟薬科大学(新潟市)
    • 年月日
      2007-12-01

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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