研究課題
基盤研究(C)
2種類の結晶性高分子のブレンド系は、一方の成分の球晶中における他方の成分の球晶成長(相互侵入球晶の形成)を示すことがある。この形成過程と球晶成長速度を解析することで、(1)ブレンド系では主に球晶内のフィブリル間で、ブロック共重合体系では主にラメラ間で結晶化が起こっていること、(2)既に存在している結晶が他の成分の結晶形態と成長過程に影響すること、(3)ブロック共重合体のブロック間結合が分子運動に与える影響などを明らかにした。これらの研究成果から、高分子球晶内の非晶空間を利用することで新たな材料設計が可能であるという結論を得た。
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