• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

準安定原子源を用いた表面-原子間電子移行プロセスの時間依存性

研究課題

研究課題/領域番号 19560028
研究機関石川工業高等専門学校

研究代表者

山田 健二  石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (50249778)

キーワード準安定原子誘起電子分光 / 準安定原子脱励起分光 / オージェ脱励起過程 / 電子移行
研究概要

弾性、非弾性トンネリング、オージェ遷移などのナノメートルスケール物質間の電子移行による電子・表面原子間の電子反応プロセスを解明することで、単電子デバイスや走査トンネル顕微鏡(STM)のナノデバイス技術への応用が展開できる。本研究は、この電子反応プロセスにおいて、吸着層をともなう半導体表面+準安定励起原子(He^*)をモデルとして、個々の反応時間領域に分けて実験データを得ることと、これらのデータから電子移行に関わる時間依存性を見出し、電子移行メカニズムを解明しようとするものである。研究計画は、まず実験システムの構築が重要である。以下に研究成果を述べる。
1) 昨年度設計したヘリウムイオン銃の製作を行った。ICF114のフランジに電極を取り付け、このフランジ面に組み上げた。イオン銃を囲む短管は、He*ビームラインのものを代用できるように設計した。またヘリウムイオンを生成させるための放電電源を設計し、製作した。
2) He*ビームラインを差動排気型にするため、ターボ分子ポンプ1台を新たに装備した。このポンプを装備するための短管に、ヘリウムイオンを除去するための電極を設けた。
3) これまで平行平板阻止電場型アナライザを用いてきたが、分解能を向上させるために127°同軸円筒型の分析器の設計を行った。内側と外側の電極、スリット、そして碍子の加工を行った。
以上、実験システムの構築を計画通り行うことができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 準安定原子誘起電子分光装置の製作2008

    • 著者名/発表者名
      山田健二
    • 学会等名
      平成20年度電気関係学会北陸支部連合大会
    • 発表場所
      富山(富山大)
    • 年月日
      2008-09-12

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi