研究課題
基盤研究(C)
金属材料の加工硬化挙動を把握することは、成形加工における工程設計や最終製品の品質保証に極めて重要である。本研究では研究代表者らが開発した経路可変型二軸圧縮試験機を用いて、チタン系材料に種々の経路の二軸圧縮試験を実施し、変形履歴や双晶発生が硬化挙動に及ぼす影響を調べた。その成果として、変形双晶の発生は主として初期異方性と変形履歴に依存し、それらが経路変化時の流れ応力低下や降伏曲面の非対称性などの特徴的な塑性挙動をもたらすことなど、多くの新たな知見を得ることができた。
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Ti-2007 Science and Technology Vol.1
ページ: 543-546