研究概要 |
構造物の内部における荷重伝達を表現するため,U*なる指標を提案してきたが,この指標は分布荷重に対しては適用できない.これと相補的な概念であるU**なる指標を新たに提案した.この指標は慣性力による分布荷重にも適用できるため,乗用車車体の曲げ1次振動モードにおける荷重伝達の様子を表現することができた.しかし計算時間が膨大となる欠点があるが,新たに高速化計算アルゴリズムを提案し,計算時間を約400分の1に短縮することができた.このアルゴリズムはNASTARNに搭載され,一般に実用可能となっている.
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