• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

超高速スピンドル搭載工作機械のプリント基板穴あけ用CAMシステムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560128
研究機関同志社大学

研究代表者

廣垣 俊樹  同志社大学, 工学部, 准教授 (80275172)

キーワード機械工作・生産工学 / 高密度実装 / 知能機械 / 品質管理システム / 計測工学 / プリント基板 / 穴あけ
研究概要

超高速スピンドル(16万回転以上)を搭載したプリント基板穴あけ機における加工対象はφ0.2mm以下の極小径ドリルを用いた電気接続用の穴あけである.そのような極小径穴が多数配置されたプリント基板回路では穴間距離も極めて短く,工作機械に求められる性能としては加工能率の向上のために送り軸の加速度の向上が不可欠であることがわかった.特に穴がランダムに配置されているような場合に,送り軸加速度の向上と時間問題TSP(加速減速時間も考慮して最短時間問題として定式化する手法)による穴あけ順の決定を組み合わせる手法が有効であることがわかった.一方,多数の穴が格子状に配置されている場合,時間問題TSPでは最適な穴あけ順が決定できない.そこで加工時の穴周辺の温度を一定化する基準を設けることで,最適な穴あけ順を決定する手法を考えた。その第一歩として,プリント基板の高速穴あけ時の加工において穴周辺の温度をモニター「する手法を考案した.すなわち高い応答性を有する赤外線サーモグラフィをスピンドル上部に設置し,鉛直方向から45〜60度でドリル加工時のプリント基板穴周辺の温度をモニターした,その結果,穴あけ順により穴周辺温度が大きく異なることが判明した.さらに樹脂の変質温度をしきい値として,加工穴の品質が極めて悪化することが判明した.すなわち,これらのしきい温度を基準として,その温度を超えないように穴あけ条件を設定することで,加工能率と穴品質の両立が可能な条件設定ができる可能性を示した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マイクロドリル加工穴周辺の温度モニターに基づく加工現象の診断2008

    • 著者名/発表者名
      廣垣 俊樹
    • 学会等名
      第22回エレクトロニクス実装学会講演大会
    • 発表場所
      東京大学本郷キャンパス
    • 年月日
      2008-03-18

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi