研究概要 |
本研究課題では,劣化状態が明確な劣化油を作製し,劣化状態とメンブランパッチの色との関係について調査した.さらに,新しい評価パラメータとしてメンブランパッチの透過率を用いた潤滑油の状態監視の可能性について研究するとともに,そのための簡易的な測定装置を開発した.これらの実験結果から,メンブランパッチの色の特徴量として定義したΔE_<RGB>およびRGB値の2色間の最大色差の関係により,潤滑油の劣化形態を分類できることがわかった.さらに,メンブランパッチの透過率は,薄色のメンブランパッチのわずかな色の違いを感度よく判別でき,潤滑油の状態監視に有効な判別指標となることを見いだした.
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