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2007 年度 実績報告書

マイクロ加工技術を活用した羽ばたき型マイクロ飛翔体の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19560182
研究機関工学院大学

研究代表者

飯田 明由  工学院大学, 工学部, 准教授 (30338272)

研究分担者 水野 明哲  工学院大学, 工学部, 教授 (80133320)
金野 祥久  工学院大学, 工学部, 講師 (60322070)
キーワード流体力学 / 生物流体 / 航空力学 / 乱流 / 非定常流体計測
研究概要

トンボの周りの流れ場を高速PIV,流体力計測システム,翅の移動解析技術を用いて実験的な解析を行なった.今回の実験により,前後の翅の位相差が小さい場合は,大きな上向きの力を,位相差が大きい場合は,前方への推進力が発生することが定量的に明らかになり,MAVを設計する上での指針が得られた.
また,渦の強さと翅との距離によって流体力が変化することも定量的に確かめられた.
上記の結果に基づき,羽ばたき機構を製作し,羽ばたき機構によって作られる流れがトンボの羽ばたき運動によるものとほぼ同じになるように調整した.トンボとほぼ同様な流れを作った場合,発生する流体力がトンボのものと一致することも確認した.
トンボの羽ばたき運動をリンクやギヤなどを極力すくなくした機構で実現するため,翅取り付け部の摩擦を利用した機構を開発した.機体の軽量化を図るため,マイクロ加工によるクロム蒸着,チタンやアルミの微細加工による軽量の人工翅の開発を行った.羽ばたき試験の結果,トンボに比べると翅の剛性がやや劣るが,軽量な翅の設計するための指針が得られた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 飛しょう翔昆虫の非定常流体力と流れの相関解析2007

    • 著者名/発表者名
      飯田 明由, 他5名
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集B編 73巻732号

      ページ: 1781-1789

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 飛翔昆虫を規範とした小型飛翔体の開発2007

    • 著者名/発表者名
      飯田 明由
    • 雑誌名

      防衛技術ジャーナル 27巻No.2

      ページ: 38-45

  • [学会発表] 羽ばたき型MAVの流体力計測2007

    • 著者名/発表者名
      荻巣宏幸, 冨川昌義, 飯田明由, 水野明き哲
    • 学会等名
      第85期日本機械学会流体工学部門講演会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2007-11-17

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2014-08-26  

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