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2007 年度 実績報告書

ワイヤ懸架機構による6自由度ダイレクトマニピュレーションアシストシステムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560230
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

三好 孝典  豊橋技術科学大学, 工学部, 准教授 (10345952)

研究分担者 寺嶋 一彦  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (60159043)
澤田 和明  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (40235461)
キーワードパワーアシスト / ダイレクトマニピュレーション / 振動制御 / 非線形制御 / 姿勢制御 / 同期化制御
研究概要

本研究では,作業者ガ重量物を直接把持しながら,わずかな力で自由自在に操ることのできる, ワイヤ懸架機構による6自由度ダイレクトマニピュレーションアシストシステムの開発を行う.パワーアシストシステムの従来の研究は,制御対象が剛体あるいは共振を持たない機構であるのに比して,我々の方法は,1次、高次モードの共振を抑えるコントローラが必要となり,設計の難易度および学術的価値は高い.研究実施計画に基づいて,平成19年度は以下の研究内容を達成した.
(1)ロール,ピッチの2軸回転機構の製作産業用組み立て現場での応用を考えた場合,重量部品を様々な角度から斜めに差し込む,あるいは回転させながらべース部品にはめ込む,などの用途が考えられる.このため平成19年度は,ロール、ピッチ角制御機構を製作した.パワーアシストの対象物は1本のメインロープとそこから分岐した3本のロープで吊るされ,そのうち2本のロープに直動シリンダが取り付けられている.直動シリンダに内蔵されたサーボモータでロープを伸縮することで,荷物はロール,ピッチの方向に姿勢が制御される.
(2)6軸機構のモデル化本研究では,作業者が対象物のどの場所にどの程度の操作力を加えたときに,どのように対象物が運動するべきか,を非線形な6DOFモデルとして定式化する必要がある.そこで,平成19年度は製作したロール、ピッチ角制御機構のモデル式を導出した.平成20年度は当該モデル式を用いて,パワーアシストの検証実験を行う.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 鋳型合わせ作業に対する三自由度ワイヤ懸架式パワーアシストシステムの開発と制御2008

    • 著者名/発表者名
      三好 孝典, 小島 秀人, 寺嶋 一彦, 川合 悦蔵
    • 雑誌名

      日本鋳造工学会 (掲載決定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 負荷変動に対するロバスト性を考慮したH∞制御パワーアシスト車いすの開発2008

    • 著者名/発表者名
      三好 孝典, 小笠 原慎一, 北川 秀夫, 寺嶋 一彦
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集C編 74

      ページ: 386-394

    • 査読あり
  • [学会発表] 姿勢制御を含めた4自由度ワイヤ懸架式パワーアシストシステムの構築2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木 健嗣、三好 孝典、小島 秀人、寺嶋 一彦
    • 学会等名
      第13回ロボティクスシンポジア
    • 発表場所
      香川県仲多度郡琴平町
    • 年月日
      2008-03-16
  • [備考]

    • URL

      http://www.syscon.pse.tut.ac.jp

  • [産業財産権] 搬送方法およびこの方法を実施する搬送手段の制御システム2007

    • 発明者名
      三好, 寺嶋 他
    • 権利者名
      豊橋技術科学大学, 新東工業(株)
    • 産業財産権番号
      特願2007-118339
    • 出願年月日
      20070500

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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