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2008 年度 実績報告書

ヒューマン・フレンドリーロボットのためのメカニカル安全装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19560260
研究機関東海大学

研究代表者

甲斐 義弘  東海大学, 工学部, 准教授 (00320119)

キーワードロボット / 人間共存型ロボット / 安全装置
研究概要

医療・福祉の現場や日常生活で人と接して作業を行ういわゆるヒューマン・フレンドリーロボットの研究開発は,我が国の戦略重点科学技術課題の1つであり,国民や産業界から大いに期待をされている.しかし,ロボット暴走時における安全対策に関する研究は十分ではないと考えられる.本研究では,人に対するロボットの安全性の更なる向上を目指し,ロボット暴走時にロボットの暴走を機構的に検知し,機構学を駆使して食い止める安全装置を提案し,実際に安全装置の設計および開発を行なう.本年度は,昨年度本研究で提案・設計・試作した安全装置を多自由度(3自由度)の腕型ロボットに組み込んだ場合においても安全装置が目的どおり作動するか否かを明らかにすることを主目的とし研究を実施した.具体的には,まず,昨年度試作した安全装置を多自由度(3自由度)ロボットに搭載できるように詳細設計し,3自由度分の安全装置の製作を行った.また,安全装置を搭載した3自由度ロボットの基本設計・詳細設計を行い,ロボットの製作および制御システムの構築を行なった.さらに,製作した3自由度腕型ロボットを用いた安全装置の動作実験(擬似的なロボット暴走時の状態をロボットのモータを制御することにより生み出し,安全装置が目的どおり作動するか否かの動作実験)を行なった.その結果,試作した安全装置は,ロボット暴走状態において,ほぼ目的どおり作動し,試作した安全装置によりロボットの暴走を食い止めることができることが確認された.

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)

  • [雑誌論文] 運動学的作業方向動作精度に基づく冗長マニピュレータの姿勢評価・制御2008

    • 著者名/発表者名
      甲斐義弘
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集(C編) 74巻

      ページ: 1485-1492

    • 査読あり
  • [学会発表] 人間共存型ロボットのためのメカニカル安全装置(実験的検討)2009

    • 著者名/発表者名
      甲斐義弘
    • 学会等名
      日本機械学会
    • 発表場所
      茨城大学水戸キャンパス
    • 年月日
      2009-03-07
  • [学会発表] 人間共存型ロボットのためのメカニカル安全装置の開発(安全装置を搭載したマニピュレータの設計)2009

    • 著者名/発表者名
      甲斐義弘
    • 学会等名
      日本機械学会
    • 発表場所
      茨城大学水戸キャンパス
    • 年月日
      2009-03-06
  • [学会発表] 福祉ロボットのためのメカニカル安全装置2008

    • 著者名/発表者名
      甲斐義弘
    • 学会等名
      日本機械学会
    • 発表場所
      山口大学工学部
    • 年月日
      2008-09-17
  • [学会発表] 人間共存型ロボットのためのメカニカル安全装置(設計および実験)2008

    • 著者名/発表者名
      甲斐義弘
    • 学会等名
      日本機械学会
    • 発表場所
      横浜国立大学
    • 年月日
      2008-08-06
  • [学会発表] 人間共存型ロボットのためのメカニカル安全装置の開発2008

    • 著者名/発表者名
      甲斐義弘
    • 学会等名
      日本機械学会
    • 発表場所
      長野県ビッグハット
    • 年月日
      2008-06-07
  • [産業財産権] 特許権2009

    • 発明者名
      甲斐義弘, 安達辰也, 奥平雄右
    • 権利者名
      学校法人東海大学
    • 産業財産権番号
      特許PCT/JP2009/53427
    • 出願年月日
      2009-02-25
    • 外国

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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