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2008 年度 実績報告書

電源とネットワークの整合性評価に基づく供給信頼度確保に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560273
研究機関北海道大学

研究代表者

北 裕幸  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30214779)

研究分担者 原 亮一  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (80361872)
田中 英一  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (10124538)
キーワード電力系統 / 予備力 / 送電設備計画 / 予防制御 / 信頼度 / ノーダルプライス / モンテカルロシミュレーション / 送電混雑
研究概要

本研究では, 自己の利益を最大化するよう行動する発電事業者の電源と, 公共的インフラである送配電ネットワークとを需要家に対する電力安定供給確保の立場で適切に整合させるための, 電力系統の新しい計画・運用手法を開発した.
1. 前年度に開発した送電線拡充計画に対する比較として, 送電線拡充を行う代わりに系統の弱い箇所に調相設備を導入することで電圧を維持する方策や, 分散電源を導入することで, 需要家の信頼度を向上させる方策を考え, それぞれの方策に対する最適配置場所並びに最適導入量を計算するアルゴリズムを開発した.
2. 前年度に開発した電力市場の市場決済アルゴリズムを, 調相設備の制御を考慮できるよう拡張した. これにより, 電力市場において, 電源の参入場所に依存せずに市場決済を行うことができ, 本来のエネルギー価格で経済的に取引がなされ得ることを確認した.
3. 系統の運用条件を考慮したスポットプライス制度(一種の信頼度別電気料金と考えられる)が導入されていると仮定して, 調相設備の導入が社会全体の余剰の向上にどのように効果があるかを評価した.
4. 長期的な信頼度向上方策(大規模電源や分散電源の導入)と短期的な信頼度向上方策(分散電源の運用制御)の関係について検討を行った.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 自由化環境下における調相設備計画に関する基礎検討2009

    • 著者名/発表者名
      宮野広高
    • 学会等名
      平成21年電気学会全国大会
    • 発表場所
      北海道大学,札幌
    • 年月日
      2009-03-19
  • [学会発表] 負荷削減契約を用いた分散エネルギー源(DER)の導入促進計画に関する研究-DERを考慮した供給信頼度評価手法の検討-2009

    • 著者名/発表者名
      田村直己
    • 学会等名
      平成21年電気学会全国大会
    • 発表場所
      北海道大学,札幌
    • 年月日
      2009-03-19
  • [学会発表] 最適潮流計算を用いた調相設備導入量決定手法に関する一考察2008

    • 著者名/発表者名
      宮野広高
    • 学会等名
      平成20年電気・情報関係学会北海道支部連合大会
    • 発表場所
      北海道東海大学,札幌
    • 年月日
      2008-10-26
  • [学会発表] 分散型エネルギー源の導入促進計画決定手法の構築に関する検討2008

    • 著者名/発表者名
      田村直己
    • 学会等名
      平成20年電気・情報関係学会北海道支部連合大会
    • 発表場所
      北海道東海大学,札幌
    • 年月日
      2008-10-26

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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