• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

水トリーの微細構造観察と3次元等価回路析

研究課題

研究課題/領域番号 19560275
研究機関秋田大学

研究代表者

鈴木 雅史  秋田大学, 工学資源学部, 教授 (60226553)

研究分担者 吉村 昇  秋田大学, 学長 (60006674)
伊藤 淳  福島高専, 電気工学科, 准教授 (70193472)
キーワード水トリー / 微細構造 / 等価回路シミュレーション
研究概要

本研究の目的は,水トリーの微細構造を走査形プローブ顕微鏡を用いることにより詳細に測定し,これを基に詳細な水トリーの3次元等価回路モデルを作製,水トリー伸展の様子や水トリーの検知の最適化についてシミュレーションすることを目的としている。そこで,始めに水トリーの観察結果から水トリーの等価回路モデルの構築を行った。等価回路モデルはこれまで我々が提案したモデルを3次元に拡張したもので,未劣化部分(ポリエチレン【PE】)は抵抗とコンデンサの並列モデルで,水トリー劣化部はその電気的非線形性を考慮し電圧依存型抵抗で表現した。PE試料は縦×横X高さをそれぞれ1mmとし,誘電特性と漏れ電流を実測することで等価回路中でPEを表す抵抗とコンデンサの値を決定した。また,水トリーを表す電圧依存型抵抗の電気特性は水トリーの損失電流の実測値および貫通水トリーの電圧-電流特性より決定した。このように決定された水トリーの損失電流のシミュレーション値は実測値と非常によく一致することが確認された。また,等価回路モデルを用いて,水トリーの進展による損失電流の変化をシミュレーションしたところ,水トリー進展に伴い損失電流波形の前半部が突出し,これは水トリーに加わる電圧が増加するためであることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 水トリーの三次元等価回路解析2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木雅史, 伊藤淳, 吉村昇
    • 学会等名
      電気学会 基礎・材料・共通部門大会資料
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      20070827-28

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi