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2007 年度 実績報告書

低インピーダンス負荷用雷インパルス電圧校正器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19560279
研究機関宇都宮大学

研究代表者

里 周二  宇都宮大学, 工学研究科, 教授 (10215759)

キーワード雷インパルス / 電圧校正器 / 低インピーダンス負荷 / 波形パラメータ
研究概要

低インピーダンス負荷用雷インパルス電圧校正器の開発に先立ち,計画されていた「与えられた雷インパルス電圧波形パラメータを満たす発生回路の素子定数自動決定プログラム」を完成させた。つまり,一般化された,回路に無視できない大きさのインダクタンスを含む発生回路の素子定数を与えると,解析的手法またはシミュレータにより発生波形を求めることが可能である。計算された波形から,非線形方程式を解くことにより,2つの雷インパルス電圧波形パラメータである波頭長,波尾長を抽出することが可能である。今回の研究成果により,いわゆる逆問題である,「与えられた波形パラメータを持つ雷インパルス電圧を発生するように回路の素子定数を決定する」ことが可能となった。このことにより,次年度に計画されている0.84/60,1.2/50,1.56/60impulseを派生する3台の校正器製作に必要な回路素子を,試行錯誤によらず,一意的に決定することが可能となり回路設計・製作の効率が格段に向上することになる。更に,回路構成素子のみならず,発生した電圧を印加された分圧器の低圧部から記録装置に信号を導く,抵抗成分を有する同軸ケーブルのケーブル定数(長さ,抵抗成分,容量成分,インダクタンス成分)の波形パラメータに及ぼす影響を定量的に把握できることを明らかにした。この成果により,本研究で開発・試作が計画されている発生器の波形が分圧器に印加され,さらに記録される状態での波形パラメータを計算によって求めることができるようになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Digitally Recorded Impulse Waveform and Its Parameter2007

    • 著者名/発表者名
      S. Sato and M. Sasaki
    • 雑誌名

      Proc. 15th International Symposium on High Voltage Engineering, Ljubljana(CD-ROM) 10-301

      ページ: 1-4

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Automatic Determination of Circuit Constants Fulfilling the Given Impulse Time Parameters2007

    • 著者名/発表者名
      S. Sato
    • 雑誌名

      Proc. 15th International Symposium on High Voltage Engineering, Ljubljana(CD-ROM) 10-313

      ページ: 1-4

    • 査読あり
  • [雑誌論文] International Comparison of software for Calculation of Lightning Impulse Parameters Based on a New Processing Algorithm2007

    • 著者名/発表者名
      J. Hallstrom and 10 authors
    • 雑誌名

      Proc. 15th International Symposium on High Voltage Engineering, Ljubljana(CD-ROM) 10-539

      ページ: 1-4

    • 査読あり
  • [学会発表] 新しいIEC-TCGに現れるインパルス電圧波形について2007

    • 著者名/発表者名
      里 周二 西村 翔太
    • 学会等名
      平成19年電気学会 電力エネルギー部門大会
    • 発表場所
      青森県八戸市
    • 年月日
      20070900

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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