研究概要 |
平成19年度の研究では以下の成果を得た。 1) マイクロ水力発電システムの評価試験装置の開発: さまざまな有効落差や流量における小水力発電システムの特性を実験室で測定できる評価試験装置を開発し,研究分担者所属機関である宇都宮大学に設置した。 2) IPM同期発電機の最適効率運転を実現する発電機制御システムの開発: 内部永久磁石(IPM)同期機のリラクタンストルクを利用して電流位相を適切に制御することで,高い効率の発電を実現できる制御システムのハードウェア開発を終了し,制御ソフトウェアの開発もほぼ終了している。 3) マイクロ水力発電機システムの試作: フィールド試験の実施場所を想定して選定した水車とIPM同期発電機を組み合わせた小水力発電機システムを試作すた。この試作システムでは,発電システムの総合効率だけでなく,発電機効率と水車効率を分離して測定し,水車と発電機の個別の性能を評価できるよう,測定機器を配置している。
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