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2008 年度 実績報告書

水中キャビテーション放電マイクロプラズマによる海洋細菌の殺滅

研究課題

研究課題/領域番号 19560295
研究機関佐賀大学

研究代表者

猪原 哲  佐賀大学, 理工学部, 准教授 (90260728)

キーワードキャビテーション / 放電 / 海洋細菌
研究概要

本研究の目的は,キャビテーション法と水中気泡内放電法併用したハイブリッド法による処理の実証と処理装置開発のための基礎的知見を得ることである。研究期間内において以下の点を明らかにすることを目的とした.
(1)ハイブリッド法による海洋細菌の処理の実証と処理に必要な条件の把握.
(2)キャビテーション放電特性と処理特性の取得,および両者の関連性評価。処理メカニズムの検討.
平成20年度では,海洋細菌の殺滅機構として重要である化学的活性種(ラジカル)の生成が,放電条件によってどのように変化するかを調べた.具体的には,インディゴカルミン水溶液を模擬試料水として,その脱色率を測定することによってラジカル生成を評価した.放電条件として,電極間距離,試料水流量,電極配置を変化させた.その結果,上記目的(2)に示した,キャビテーション放電特性に関してその基礎的知見を得ることができた.特に電極配置に関しては,新しい知見を得ることができ,特許出願につながる成果を得た.
本研究期間では,海洋細菌殺滅の実証はできなかったが,キャビテーション放電という新しい放電形態に関して,基礎的データを蓄積したことが大きな成果と言える.その結果は,低コストで簡便な海洋細菌殺滅法の実現の可能性を示唆するものであった.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] キャビテーション微小気泡群放電による水処理の効果に関する基礎特性2008

    • 著者名/発表者名
      廣幡, 小湊, 猪原, 山部, 吐合, 池, 平林, 玉川
    • 雑誌名

      電気学会パルスパワー・放電合同研究会資料 無

      ページ: 41-44

  • [雑誌論文] キャビテーション微小気泡群放電を用いた水処理装置における処理効率と放電特性の検討2008

    • 著者名/発表者名
      猪原, 廣幡, 小湊, 山部, 池, 吐合, 平林, 玉川
    • 雑誌名

      電気学会プラズマ研究会資料 無

      ページ: 27-31

  • [学会発表] キャビテーション微小気泡群放電を用いた水処理装置における処理効率と放電特性の検討2009

    • 著者名/発表者名
      猪原 哲
    • 学会等名
      電気学会全国大会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2009-03-17
  • [学会発表] キャビテーション微小気泡群放電による水処理の効果に関する基礎特性2008

    • 著者名/発表者名
      廣幡大樹
    • 学会等名
      電気関係学会九州支部連合大会
    • 発表場所
      大分大学
    • 年月日
      2008-09-24

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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