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2008 年度 実績報告書

複数のチップに圧縮する相補符号系列の応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560393
研究機関日本工業大学

研究代表者

高瀬 浩史  日本工業大学, 工学部, 講師 (80306266)

キーワード符号化 / 相補符号系列 / OFDM
研究概要

本研究では、複数のチップ幅で構成する新しい方式の相補符号系列の応用について検討している。相補符号系列は、一組の符号系列から構成され、各々の符号系列の自己相関関数を求め、それらを足し合わせると時間シフトがゼロ以外においてゼロ値となる、すなわちサイドローブがゼロになるという符号系列である。複数のチップで構成する相補符号系列はメインローブの構成が従来のものと異なり、このような符号系列は数多く見つかっている。これまでにレーダへの応用において、この符号系列の有効性が明らかになった。本研究では、この符号系列の移動体通信、情報セキュリティ等へ応用し、その有効性を検討することを目的とする。
平成20年度は、複数のチップ幅に圧縮する相補符号系列のOFDM通信への応用について検討を行った。平成19年度に構築したシミュレーションモデルを用いて、提案方式の相補符号系列をOFDMに適用した場合のシミュレーションを実施した。その結果、提案方式の相補符号系列には従来方式の相補符号系列と比較して、PAPRを低減できるものが存在することが分かった。また、提案方式により生成した送信信号には振幅変動の小さなものが含まれていることが分かった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] New Complementary Codes for OFDM Signals2009

    • 著者名/発表者名
      高瀬 浩史
    • 雑誌名

      Proceedings of 2009 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal 1(CD-ROM)

      ページ: 679-682

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Property of New Periodic Binary Codes Compressed to Several Chips2008

    • 著者名/発表者名
      高瀬 浩史(山下 真一)
    • 雑誌名

      Proceedings of OCEANS 2008 - MTS/IEEE Kobe Techno-Ocean 1(CD-ROM)

      ページ: 1-5

    • 査読あり
  • [雑誌論文] New Binary Codes Compressed to Several Chips2008

    • 著者名/発表者名
      高瀬 浩史
    • 雑誌名

      日本工業大学研究報告 38

      ページ: 89-90

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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