研究課題
基盤研究(C)
本研究はマッチドフィルタによる広帯域移動無線システムの同期方式に関するものである。移動無線システムの規模が拡大すると、多数のユーザとの同期が困難となり、通信品質の劣化が懸念される。従来の同期方式はディジタル演算型のスライディング相関法のためユーザ数の増加、広帯域化とともに演算速度が高まり、消費電力も急増する。そこで本研究ではアナログ演算を基本とするMOS型半導体を用い、同期演算量の圧縮と性能向上を図った。この演算では従来の乗算が不要であり、ピーク検出を含め正確で簡単な演算回路が実現できた。帯域幅5MHzで4.096Mbit/sデータに対し、同期および複合の消費電力は従来の1/32に圧縮され、また12Mbit/sまでのデータに対して1/16以下の省電力が達成された。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件) 備考 (1件)
International Journal of Circuits, System and Signal Processing Issue1,Vol.1
ページ: 48-53
International Journal of Mathematic and Computers in Simulation Issue2,Vol.1
ページ: 146-149
ページ: 315-319
http://www.ism.ac.jp/~takizawa/